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先日、ある方が酸素カプセルの効能についてあげられていましたが、体内の酸素分圧は、変わらないので、ある程度カプセルの中の分圧をあげないと思ったような状態になりません。

また、カプセルの中で超高分圧の酸素を摂取出来るようにした場合、またはある程度高分圧の酸素を長期にわたって摂取し続けることが出来るようにした場合、酸素中毒に陥り、カラダに様々な異常を発し最悪の場合は死に至ります。逆に圧が低い高山でよく吸う酸素ボンベは、圧が少ない場所では、酸素濃度が薄くなるので、効果があります。

ですので、酸素カプセルの中を減圧して、酸素ボンベで酸素を吸うと酸素カプセルの思い通りの状態になりますが、わざわざ減圧して弱らせてから、元に戻すようなことをしなくて良いということになります。

このように日本人って疑似科学に弱い…他にもあります。



カラダを酸化させる活性酸素を中和することで老化を防ぎ、ガンや糖尿病を退治してくれる水素水…市場規模２００億円ともいわれ、大手飲料メーカーがこぞって新商品を発売しています。ですが、そもそもヒトの体内に水素がありますので、酸素カプセルと同じく、実物を飲んでも普通の水と味や匂いも大差がありません。

どうして？ヒトは、疑似科学を信じてしまうのでしょうか？。

以前、芸能人が強度の肩こりが治ったと言ってつけていた磁気ブレスレッド。放送後、恐ろしく売れたそうです。その後、大腸がん等で今も闘病中です。腸が良くないと肩・首・目・耳・味覚等に影響が出ます。ひょっとすると本当に効果があったような気がして進行させてしまったんじゃないのかな…と思ったり。

磁気効果は、科学的根拠が十分でありません。ヘモグロビン内にある鉄分が磁気に寄せられるのは、わかりますが、同じところに血を停滞させる足のむくみは、悪くて、この状況は、良いのでしょうか？

根拠を突き詰めると矛盾だらけ。そんな矛盾を許せない日本人のはずなのに疑似科学に弱い。

ヒトの細胞は、限られています。増やすには、ストレスを与えて、それを維持出来る生活を送れば、細胞を増やすことが出来ますが、いつまでも維持させることは、胃腸の機能・栄養を受け取る側の細胞の力・日々の活動量を考えると難しいと思います。限られた細胞に対して、バランスの良いストレス・生活を営むだけで、カラダの不調や心配は、かなり軽減するのでは？と考えます。

筋肉を鍛える意味は、ココにあるかも知れません　笑。