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2017年07月10日

糖質との上手なお付き合いの仕方について…Ⅲ

同じエネルギー量でありながら、
消化吸収スピードが遅いハチミツ(パラチノース)について、
少し勉強してみたので、ご紹介してみたいと思います。

パラチノースとは、砂糖由来の糖質で、蜂蜜に微量に含まれ、
ブドウ糖と果糖から成る天然の二糖類として知られています。

砂糖と同じ4kcal/gのエネルギーのある糖質でありながら、
血糖、インスリンの急激な変化が起きないことから、
リスクの低い糖質エネルギー源として、様々な健康食品に用いられています。

糖質との上手なお付き合いの仕方について…Ⅲ

記憶にあるのは、ヤクルト・ミルミル、キューピー・ハイカロゼリー、サントリー・ゲーターレード。
井村屋からスポーツようかんなど、医療・健康分野で幅広く使用されていました。

砂糖とパラチノースを摂取した際の血糖値の推移は、
パラチノースの血糖変動は予想通りピークが低くなりました。

高濃度のブドウ糖は、血管内皮を傷害するといわれています。
高血糖の状態が繰り返し続くことで合併症を引き起こす可能性も高くなりますので、
食後の血糖上昇は、なるべく穏やかなほうが良いと言われています。

激しくインスリンが出ることによって、
血糖値は少し遅れてガクンと下がりこむという現象を引き起こします。

急に血糖値が下がると、お腹が減ります。
激しい血糖変動が1日に1回でも2回でも繰り返され、
年余にわたって継続すれば膵臓にとってはストレスになります。

血糖値を急激に上げないということは、長い目でみると合併症の予防のみならず、
短・中期的にみれば膵臓の不要なストレスを軽減出来る癒やしにもなるため、
糖質は、砂糖よりパラチノースの方がオススメです。

パラチノースは、血管を虐め難く、膵臓を癒やし、肥満を助長しにくく、
そして胃の動きも止めて満腹感を少し強めるのではないか?と考えられています。

医療機関の食事指導では、カロリーや摂取量、たんぱく質や糖質、
脂質といった成分のことについては何となく気を遣うけれど、
消化吸収過程のことまで考えることがありません。

砂糖と同じ糖質、同じカロリーでも消化をゆっくりにするノウハウを
有効活用してみるのも糖質との良い付き合い方になると考えられます。

吸収が速く、インスリン抵抗性を助長しやすい、
糖質を無意識のうちに大量に摂取してしまう習慣に気をつけられるよう指導に活かしたいと思います。


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Posted by 健康スポーツの何でも屋! at 22:55 │■食 事